研究テーマ

 

福島大学地域スポーツ政策研究所はコミュニティスポーツの開発と実践に関する研究を行います

 

【研究の目的】

 これまでの研究所の研究において、国内外のスポーツ事情を踏まえ、国内をはじめ福島県内の地域のスポーツの発展に関する研究や高齢者やハンディキャップを持つ方の健康増進、体力向上について研究を行ってきました。地域において、スポーツは誰にでも、いつでもできる環境が用意され、個人で健康増進、体力向上に取り組むことができるようにすべきだと考えています。しかし、現代の生活習慣から、子どもから高齢者まで運動離れが叫ばれ、子どもの体力低下は重要な問題となっています。

 福島県では子どもの体力低下においては、震災の影響との関連についても考えていかなければなりません。さらに地域スポーツとトップスポーツ、トップアスリートの関わり方についても、地域スポーツの発展には重要な役割を担うと考えます。

 また、2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催が決まり、「復興五輪」という目的を果たすために福島が取り組むべきスポーツ政策について考えていきます。

 そこで本研究所では、「地域・クラブ・共生」型スポーツ政策への転換をコンセプトに、地域の自主的・主体的取組みを基本とし、理論と実践の両面からアプローチしていくことを目的として活動しています。

  

【研究の内容】

① さまざまな年齢や立場を超えて、みんなが楽しみながら作り上げるプロセスを重視した、コミュニティスポーツの開発と実践を行います。

② 疾病や障がいのあるひと、社会参加をめざす若者、子育て世代、高齢者、在住外国人など、スポーツや健康にかかわる社会的な支援が十分でない人たちを対象とした、コミュニティスポーツへの参加促進とその支援方策について検討します。

③東京2020大会に向けて、福島にオリンピックレガシーを遺すために、福島大学が担う役割を学生と共に実行していきます。